tailコマンドを使って、複数ログを同時に見よう

ログファイルが1つの場合は、lessを使ってログを見るのですが複数のファイルを同時に見るときは、tailf(tail -f)を使ってログを見ましょう

方法1:ログの絞り込みなし

$ tailf(tail -f) ファイル① ファイル②・・・

1番簡単な方法です。ログファイルを見たい数だけログファイルを並べましょう。
ログが流れると、以下のようにファイル名が表示されます。
===> ファイル① <===
111
222

===> ファイル② <===
333
444

方法2:ログの絞り込みあり

$ tailf ① | sed 's/^/①:/' | grep '検索文字列' &
わかり易いように、1ファイル分だけの場合

$ tailf ① | sed 's/^/①:/' | grep '検索文字列' & tailf ② ・・・
複数ファイルを並べる時には、このように羅列する

「&」でバックグラウンドで実行しているのでいくつでもログファイルを見ることが出来ます。
ログファイル名をsedコマンドで行頭に付けていますので、行毎にログファイル名が出力されます。
またgrepで検索文字列で絞り込みをしています。全てのログを見る場合は、つける必要はありません。

バックグラウンド実行のため停止がちょっと面倒です。
開いたターミナルから止めてください。jobs、fgでログのプロセスをフォアグランドで実行し「ctrl+c」で止めることが出来ます。

別ターミナルから止める場合はプロセスをkillしてください。
プロセス番号を確認する場合は、「ps -ef | grep tailf」で確認してください。