findコマンドとは
findコマンドとは、ファイルやディレクトリを探すコマンドです。
自分で構築していない環境などでインストールされたアプリやログを探すのに便利です。
findコマンドの使い方
findコマンドは、以下のように記載します。
$ find [検索する場所] [オプション] [検索したいファイル名(ディレクトリ名)]
実際に使う場合は、こんな感じ。
特に初見のアプリとかで使うと便利、ちゃんとログの場所まで説明してくれなかったりするので。
※経験を積んだエンジニアには、設定ファイル、ログの場所とかはあまり説明が無い場合も多い。
$ find ./app/conf -type f -name '*.properties' → アプリのプロパティファイルを検索
$ find ./app/log -type f -mmin -5 → 5分以内に更新されたアプリのログを検索
組み合わせて使うことも可能
$ find ./app/conf -type f -name '*.properties' -mtime -7
→ 7日以内に更新されたアプリのConfファイルを検索
findコマンドのオプション
よく使うオプションは以下の通り
全部見たい場合は、man findコマンドで確認しましょう
オプション | 説明 |
---|---|
-name -path | ワイルドカードを使用して、ファイル名、ディレクトリの一部を指定して検索 -pathの方が高機能(dir1/dir2のようにスラッシュを入れて検索可能) -path ‘*conf/*.properties’ でどこかのconfディレクトリ以下のプロパティファイルを検索 |
-type | 検索対象を指定する -type f でファイルのみを検索 -type dでディレクトリのみを検索 |
-mmin | 分単位で更新されたファイルやディレクトリを検索 -mmin -5 で5分以内に更新されたファイルを検索 |
-mtime | 指定した日に更新したファイルやディレクトリを検索 -mtime -7 → 7日以内に更新されたものを検索 -mtime 0 → 今日更新されたものを検索 |